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  • 全日本ロードレース選手権[開幕戦]もてぎ大会。

     

    02ついに全日本ロードレース選手権が”ツインリンクもてぎ”より開幕しました。

    チーム体制は、昨シーズンに引き続き、加賀山就臣をエースに、武田雄一がスポット参戦を予定しております。

    マシンは、ヨシムラスズキGSX-R1000、タイヤはダンロップ、開幕戦の参戦ライダーは加賀山です。

    加賀山は、昨シーズンのオートポリス大会での負傷(股関節脱臼骨折、左膝複雑骨折等)が癒えぬまま、開幕直前に再入院し、左ひざ感染症の再手術を受けたこともあり、事前テストをキャンセルし、レースウィークからの走行となりました。

    今回、加賀山の体調が万全でなかったこともあり、シーズン全体を考慮し、2つの目標を立てていました。

    1つ目は、シーズンチャンピオン獲得のために1ポイントでも多くのポイントを獲得すること。

    2つ目は、完走すること。

    そして、合同走行の日をむかえました。

    01木曜から2日間の合同走行では、参考8番手/11番手タイム。

    昨年の転倒以来、本格的なレース走行ということもあり、加賀山自身のベストタイムから3秒以上の遅れがありましたが、走行ごとに調子は上向きとなり、土曜日の公式予選をむかえることとなりました。

    土曜日の公式予選は、新ルールのノックアウト方式。

    ノックアウト方式とは、ファーストセッションのトップ10ライダーのみが最終セッションに進み、10番手までのスターティンググリッドを決める方式です。

    加賀山はファーストセッションで10番手タイムとなり、最終セッションで5番手タイムをマークし、決勝レースは2列目5番グリッドからのスタートとなりました。

    決勝当日は朝から小雨が降り続き、レインタイヤでの走行となりました。朝のウォームアップ走行でのタイムは11番手。雨脚は強くなることはなかったものの、路面は終日ウェットコンディションのままとなりました。

    10決勝レース、2列目5番グリッドからスタートした加賀山は、1コーナーに2番手あたりで進入。しかし、オープニングラップで数人にパスされ、6番手で2周目へ。レースは秋吉選手(ホンダ)がリードし、柳川選手(カワサキ)、山口選手(ホンダ)、中須賀選手(ヤマハ)、高橋選手(ホンダ)に続き、加賀山は6番手をキープ。

    そのまま前方集団との差は縮めることができず、後方から迫る安田選手(ホンダ)、今野選手(スズキ)、津田選手(スズキ)を引き離したまま、加賀山は6位でフィニッシュすることができ、シーズンチャンピオン獲得へ向けて、貴重な15ポイントを獲得することができました。

    ◎斉藤雅彦チーム監督より

    オフのテスト不足、そして、このウィークに毎日のようにコンディションが変わったことで、悪い条件がすべて重なってしまったレースでした。

    いまの加賀山の体調ならばもっと行けると思いました。体調、コンディションにタイヤやマシンを合わせ込むことができなかったので、もう一度仕切り直しです。

    次戦に向けてより良いマシンに仕上げていきたいと思います。

     

    ◎加賀山就臣より

     「1ポイントでも多く獲得する」「完走する」という2つの目標を達成することができました。もちろん納得できる順位ではありませんが、ベストを尽くせたと思います。

    走るごとにペースがつかめてきており、「もっと攻めたい!もっと行きたい!」という気持ちが溢れてきました。その溢れる気持ちを抑えて走ることがとても歯がゆく、とにかく我慢して走りました。

    リハビリ・トレーニングを行うことでコンディションを整え、開幕戦で獲得したこの15ポイントがシーズン終盤に効いてくることを信じ、1週間後の第2戦に挑みたいと思います。

    テスト不足・走行不足の僕のために準備してくれたすべてのチームスタッフに感謝しています。

    そしてTeam KAGAYAMAを応援・サポートしていただいている多くのスポンサー・協力者・ファンの皆様の存在が何よりもチームの力となりました。

    皆様のおかげで開幕戦を終えることができたことに感謝し、お礼を申し上げたいと思います。

     

    Team KAGAYAMA 広報