-
2014.9.30
[Race Result]JSB1000 Rd.7
■大会名: 2014 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦スーパーバイクレース in 岡山 ■開催日: [予選]2014年9月27日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ
[決勝]2014年9月28日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ
■動員数: 8000人(2日間合計) ■開催場所: 岡山県 岡山国際サーキット(1周=3.703km) ■ライダー: JSB1000 加賀山就臣
J-GP2 武田雄一■マシン: SUZUKI GSX-R1000ヨシムラチューン
SUZUKI GSX-MFD6 KAGAYAMA SPL■結果: 加賀山就臣:予選/:7番手(1分30秒032) 決勝/:7位
武田雄一:予選/:12番手(1分33秒501) 決勝/:11位
前戦のオートポリスラウンドでは、レース終盤に追い上げ、トップグループに迫っていく走りを見せただけに、いいフィーリングをつかんでいました。この勢いで今回の岡山国際ラウンド、そして最終戦鈴鹿とステップ・バイ・ステップで表彰台の頂点を目指すことができるはずでした。
シリーズ第7 戦の舞台は、岡山県・岡山国際サーキット。ダンロップタイヤのお膝元であり、タイヤテストで何度も走っているコースだけに、オートポリスラウンド以上のリザルトを狙っていました。
前週に行われた事前テストでは、使用するタイヤの方向性を絞り、レースウイークに入ってからタイヤチョイスを行い、マシンセットを進めて行きましたが、なかなかうまくセットが決まらず、思うようなライディングができずにいました。初日は1 分30 秒409で7番手となり、トップ争いをするには、まだまだアベレージを上げなければならない状況でした。また、今回は武田雄一がJ-GP2 クラスに初参戦しました。クラウドファンディング「ミータップ」でサポーターを募り、多くの方のご協力をいただき実現したものです。このプロジェクトは武田自身が参戦することが目的ではなく、若手レーサーの育成とレース界の活性化を狙ったものです。事前テストでマシンをシェイクダウンし、その戦闘力がどの位置にあり、マシンを理解することで若手ライダーにもアドバイスを具体的に行うための参戦でもありました。
■予選
今回もノックアウト方式で行われた公式予選。まず40 分で行われたQ1 では、何とか抱えている問題を解決しようとメカニックと共に知恵を絞り出して行きます。Q1 は1 分30 秒402で7番手につけ、上位10 台で争われるトップ10 チャレンジに臨みます。ここでタイムを縮め1 分30 秒032 をマークしますが、ライバルもタイムを伸ばし7 番手とポジションは変わりませんでした。一方、J-GP2 クラスの武田は、マシンセットを着実に詰め並み居るレギュラーメンバーに食い込み12 番手となっていました。■決勝
決勝日も秋晴れとなり気温も上昇。路面温度は38 度まで上がっていました。加賀山は、3 列目から得意のスタートダッシュを狙っていましたが、マシンセットに課題を抱えたまま決勝を迎えていただけに思い切り攻めることができないでいました。オープニングラップに2番手を走っていたライダーが転倒したこともあり、6番手でホームストレートに戻ってきます。前を走るライダーに食らいついていきたいところでしたが、ジリジリと離されてしまい耐えのレースになっていました。その背後にはJSB1000 クラス1 年目の野左根選手が迫り、抜きつ抜かれつの6 位争いを繰り広げます。最終ラップの1 コーナーで前に出て、勝負どころを抑えてゴールする予定でしたが、意外なところでインに入られてしまい悔しい7位という結果となりました。J-GP2 クラスの武田は、1 年振りのレースとなったにも関わらず冷静にラップを重ね、ライバルとバトルを繰り広げました。残り2周で10 番手までポジションを上げましたが、最後にかわされ11位となりましたが、Team KAGAYAMA オリジナル要素が存分に入ったマシンの可能性を確認し、十分戦えるポテンシャルがある手応えをつかむ参戦となりました。
◎加賀山就臣コメント
「前回のオートポリスでいいフィーリングをつかみ、今回はステップアップしたいところでしたが、思うようにマシンを操ることができない状況でした。この結果を真摯に受け止め、もう一度、チームで原因を解明し、最終戦鈴鹿で勝負できるように準備して行きたいと思います。また、武田はしっかり完走してくれましたし、マシンの可能性を実証したと思います。このプロジェクトに、ご賛同いただいた皆さんにチーム代表として感謝いたします」◎武田雄一コメント
「多くの方のご支援があり、今回の参戦が実現したことを、まずは感謝いたします。スポット参戦で、いきなり勝つことは難しかったですが、シェイクダウンしたばかりのマシンでしたが、十分戦闘力があることが確認できました。ボクより速い若手ライダーが乗れば、もっといい成績を残せるはずです。ぜひ興味のある方は、チームまでご連絡ください」