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  • [Race Result]JSB1000 Rd.8

    2014Rd.07_AK10558


    ■大会名: 2014 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦 第46回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
    ■開催日: [予選]2014年11月1日(土曜) 天候:雨 コース:ウエット
    [決勝]2014年11月2日(日曜) 天候:曇りのち雨 コース:ドライ & ウエット
    ■動員数: 2万500人(2日間合計)
    ■開催場所: 三重県 鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
    ■ライダー: JSB1000クラス 加賀山就臣
    J-GP2クラス 武田雄一
    ■マシン: SUZUKI GSX-R1000ヨシムラチューン
    SUZUKI GSX-MFD6 KAGAYAMA SPL
    ■結果: 加賀山就臣
    予選/レース1:2番手(2分19秒267)/レース2:9番手(2分23秒108)
    決勝/レース1:7位/レース2:優勝
    シリーズランキング/5位(127ポイント)

    武田雄一
    予選/:10番手(2分30秒044)
    決勝/:9位
    シリーズランキング/17位(25ポイント)


    ついにシリーズ最終戦を迎えた全日本ロードレース選手権。前戦は、第2のホームラウンドとも言える岡山国際サーキットで思わぬ苦戦をしてしまった加賀山でしたが、最終戦までのインターバルの間に再び岡山国際サーキットでテストを行い、レースのときよりもいいタイムを記録。ドライコンディションでも、いいレースができる手応えを感じて最終戦を迎えていました。また、今回も武田雄一がJ-GP2クラスに参戦。本来ならば若手ライダーにチャンスを与えたいところでしたが、ライダー選定までの時間もなかったため、武田がマシンのポテンシャルアップを図ることを目的に参戦しました。

    事前テストがなかったため木曜日から特別スポーツ走行があり、通常とは1日多いレースウイークとなりました。天気予報は週末に向けて下り坂となっていましたが、初日はドライコンディションとなり、2分08秒433をマークし7番手につけていました。金曜日の1本目は時折雨がパラつくときもありましたが、ほぼドライコンディションで走行でき2分08秒258とタイムを縮め3番手となりました。2本目の走行は中途半端なレインコンディションとなったため、周回数は少なかったものの4番手タイムを記録。レインコンディションでは、第4戦SUGOで優勝するなど調子はよく、雨予報の公式予選に向けてマシンをアジャストして行きました。


    ■予選
    今回も公式予選はノックアウト方式で行われましたが、最終戦は2レース制となっており、Q1でレース1のグリッドが、Q2でレース2のグリッドが決まるため、Q1からいいグリッドを手に入れるために全力で臨んで行きました。天候は予報通り雨となり、加賀山はポールポジションを射程に入れ、マシンをセットアップしながらタイムアタックに入って行きます。全車が出走するQ1では、狙い通りにセッション最後にベストタイムを出し2番手につけ、上位10台によるQ2・トップ10チャレンジを迎えます。他の3クラスはダンロップユーザーがポールポジションを獲っており、このコンディションならばトップが狙えると気合いを入れてコースイン。しかし、その気合いが空回りしたのか110Rで転倒を喫してしまいます。幸いケガはなく、ダメージのあったマシンはスタッフが完璧に修復してくれていました。


    ■決勝
    朝方から曇り空ながら前日の雨の影響で路面はウエットコンディション。朝のウォームアップ走行、そしてST600クラスのレースが終わっても路面は乾かず所々にウエットパッチが残る状態でレース1を迎えます。周回数も2周減算され13周で争われました。

    フロントロウ2番手グリッドからスタートした加賀山は、真っ先に1コーナーに進入。難しい路面コンディションの中、レースをリードして行きます。ライバルたちも続き、トップグループは6台が形成していました。3周目になるとライバルがペースを上げて来たため4番手にポジションダウン。このままトップグループについていきたかった加賀山でしたが、逆にポジションを落としてしまいます。さらに背後からはスポット参戦のジョシュ・フック選手が迫ってきます。一時は前に出られますが、抜き返してゴールしました。

    レース2は、ウエットコンディションとなり、J-GP2クラスで中断があったこともあり、周回数は、さらに短縮され10周という短期決戦となりました。レース2は3列目だったこともあり、ホールショットは奪えませんでしたが、それでも4番手まで浮上。3周目に山口選手をかわすと、前を走っていた高橋選手がマシントラブルでストップ。2番手に上がり、トップを走る中須賀選手を追いました。5周目に突入した時点で、その差は1.7秒ありましたが、一気に2分17秒台にタイムアップした加賀山は、中須賀選手のテールを捕らえることに成功します。そして130Rかシケインに勝負どころを絞ると、8周目の130Rでズバッと中須賀選手をかわしトップに浮上。その勢いのまま9周目に、このレースのファステストラップをマークし一気に中須賀選手を引き離します。これで勝負を決めた加賀山はトップでチェッカーフラッグを受け、第4戦SUGOに続き、今シーズン2勝目をマークし、2014年シーズンを最高の形で締めくくった。

    J-GP2クラスに参戦した武田雄一は、予選10番手グリッドからスタート。序盤の混戦から抜け出し単独走行となっていましたが、最終ラップに他車にかわされてしまい9位でゴールしました。


    ◎加賀山就臣コメント
    「今回はドライでもウエットでも攻められる状態でしたし、楽しみながら走ることができていました。レース1はスタートで前に出られたことはよかったですが、まだまだドライでは課題があることを痛感させられました。そしてレース2は、ダンロップレインのポテンシャルのおかげで偉大なチャンピオンに勝つことができ、最高の形でシーズンを終えることができました。武田もJ-GP2クラスで9位でゴール、鈴鹿8耐での表彰台など、チームとして最高の成績を残すことができました。これもダンロップさん、スズキさんを始め、多くのスポンサー、協力してくださる皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。来シーズンもTeam KAGAYAMAは、レース業界全体が盛り上がることを行っていく予定です。今後もご支援、ご協力をお願い申し上げます」

    ◎武田雄一コメント
    「本来ならば今回のレースも若手ライダーに乗ってもらいたかったのですが、まだチームの受け入れ態勢も十分に整っていなかったこともあり、2戦連続で参戦させてもらいました。J-GP2クラスのマシンで初めて鈴鹿を走りましたがポテンシャルはあるマシンだと思います。予選、決勝とウエットとなり攻めきれませんでしたが、ゴールできたことでいいデータが収集できました。これも多くの方の応援のおかげで実現できたプロジェクトなので、来シーズンにつなげていけるようにチームで努力していきます。ライダー募集の選定などは、後日、別途ご報告いたします」

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