-
2015.6.30
[Race Result]JSB1000 Rd.4
■大会名
2015 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦
SUGO SUPERBIKE 120 miles ENDURANCE RACE■開催日
[予選]2015年6月27日(土曜) 天候:雨 コース:ウエット
[決勝]2015年6月28日(日曜) 天候:小雨 コース:ドライ~ウエット■観客動員数 4700人(2日間合計)
■開催場所
宮城県 スポーツランドSUGO(1周=3.7375km)■ライダー
JSB1000クラス:加賀山就臣
J-GP2クラス:山元 聖■マシン
JSB1000クラス:SUZUKI GSX-R1000L5 ヨシムラチューン
J-GP2クラス:SUZUKI GSX-proto71■結果
《JSB1000クラス:加賀山就臣》
予選/:4番手(1分37秒251)
決勝/:6位
《J-GP2クラス:山元 聖》
予選/:11番手(1分44秒036)
決勝/:11位シリーズ第4戦を迎えた全日本ロードレース選手権。JSB1000クラスは、120mile(約194km)という長丁場で争われ給油のためのピットインもあるセミ耐久レース。昨年、加賀山が劇的な優勝を飾った思い出深いレースでもあります。今年も、その再現をと、事前テストからマシンをセットアップしてきました。ただ、まだ開幕戦で負ったケガは完全に癒えていなかったが、それを感じさせない仕事ぶりを加賀山は見せていました。
レースウイーク初日はドライコンディションの下で行われましたが、土曜日は雨となる予報が出ていたため、ウエットでの走行に備えていました。予報通り、公式予選は雨となり、今回は1時間の計時予選で争われました。途中、アクシデントがあり2度の赤旗中断がありましたが、ウエットで速さを見せた加賀山は、セッション終盤のアタックで4番手につけました。
日曜日も雨予報でしたが、雲の間から青空がのぞき朝のウォームアップ走行はドライコンディションとなっていました。しかし、このウォームアップ走行が終わるころから霧雨が降り始め、その後も降ったり止んだりを繰り返す気まぐれな天候となっていました。
JSB1000クラスが始まるころには、雨は止んでおりスリックタイヤでグリッドに向かいました。セミ耐久レースだけに、マシンにライダーが駆け寄るル・マン式でスタートしました。
加賀山は絶妙なスタートダッシュを見せ、1コーナーに真っ先に飛び込みホールショットを奪うと、そのままオープニングラップはトップで戻ってきます。
2周目の1コーナーで中須賀選手にかわされ2番手に下がると、その後もペースが上がらずポジションを落としてしまいます。
しかし、スタート直後はパラパラと降っていた雨が徐々に強くなってきます。ここがチャンスとばかり、加賀山は追い上げを開始します。
上位陣でも転倒が相次ぐ中、9周目には2番手に上がり、トップを行く中須賀選手を追います。後方から秋吉選手、伊藤選手も追い付いて来ると4台がトップグ
ループを形成します。勢いよく前に出た秋吉選手がトップに立つと、加賀山は4番手につけ様子を伺っていたのですが…。
18周目の2コーナーでまさかの転倒。驚異的な速さで再スタートしたのですが、8番手まで順位を下げてしまいました。ハンドルやレバーは曲がり、スクリーンも割れている状況でしたが、走れない状態ではないことを確認し、そのまま走行を続けました。ピット作業でチームもバックアップし、6位でチェッカーフラッグを受けることができました。
J-GP2クラスの山元は、武田雄一アドバイザーのもと着実な成長を見せ雨の予選で11番手につけていました。
J-GP2クラスも微妙な路面コンディションで決勝が行われましたが、武田アドバイザーの薦めもあり、スリックタイヤをチョイスしました。
しかし所々濡れている路面に苦戦し、オープニングラップは15番手で戻って来ます。そこから徐々にポジションを上げ11位でゴールしました。◎加賀山就臣コメント
「スタートはうまく決まったのですが、その後ペースを上げられずに悔しいレースでした。雨が降ってきたときは、経験値が生きると思い追い上げて行くことができました。トップグループにつけ、一度トップに出ましたが、まだレース序盤でしたしリスクを避けて少し距離を置いて見ていようと思っていた矢先に転倒してしまいました。去年の再現をと頑張っていたので残念ですが…。
そんな中でもチームスタッフの素早いピットワークによって6位でゴールできたことはプラスになった部分もありました。次は、いよいよ鈴鹿8耐なので、ライダー3人が全力を出せるように集中して行こうと思っています。そして今大会Team KAGAYAMA応援ツーリングなどに参加してくれたファンの皆様、関係者の皆様、ありがとうございました」◎山元聖コメント
「スリックタイヤをチョイスしたことは間違っていなかったのですが、スタートしてから3、4周目までグリップをうまく出すことができず前に離されてしまいました。他のライダーは、グリップさせて走っていたのですから、まだまだ腕が足りないということです。
ただ、ウエットの予選ではいいリズムを刻めたので収穫はありました。この経験を生かして、次戦では、もっと上を目指して頑張ります。今回もチームの皆さんのバックアップに感謝いたします」