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  • Team KAGAYAMA SUZUKI Asia 鈴鹿での戦いを終える

    2015 ARRC Rd3 Suzuka Race 2

     

    鈴鹿サーキットで開催となった、FIMアジアロードレース選手権 (ARRC) 2015シリーズ第3戦鈴鹿。前日の決勝レース1で見事表彰台を獲得したTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、この決勝レース2に向けても更なる結果を残すべく、準備をしていた。

    レース2開催の7月5日の朝に行われたウォームアップ走行では、路面はウエットながらも雨が落ちてくることはなく、好調の芳賀紀行選手が3番手タイム。トパン選手はセッティングを大きく変更し、様子を見ての走行となった。

    2015 ARRC Round 3 Race 2そして迎えた第3戦レース2。天候は曇り、路面は完全にドライの午後3時55分、前日と同じ芳賀紀行選手は4番グリッド、ラフィード・トパン・スシプト選手は14番手からスタートとなった。芳賀選手は、「ここに芳賀あり」とばかりに、レース1と同様にスタートで一気に前に出てホールショットを奪い、見せ場を作る。その後はトップの座を渡し、5番手まで順位を落としたものの、ポジションをキープし、チェッカーを受けた。

    転倒による手の痛みに耐えながらの走行となったトパン選手は、無理をせず、SUZUKI GSX-R600をゴールまで持っていくことに専念し、14位でフィニッシュ。2ポイントを獲得した。

    この鈴鹿戦を終え、芳賀選手は27ポイントを獲得し、43ポイントでシリーズランキングで9位まで順位を上げている。トパン選手も2ポイント追加で24ポイント。15番手で次戦タイ戦を迎えることとなる。第4戦タイは8月27日-30日タイのブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    芳賀紀行 | #41
    「2月の鈴鹿のシェイクダウンで持っていた悪いイメージはすべて払拭され、SUZUKI GSX-R600は大幅に進化していました。とてもいい感じで、雨のフィーリングも悪くなく、いいマシンに仕上がってました。

    レース1は、600で初めての雨、そして初の600のレインタイヤ、でしたが、ここは行くしかないって感じで、車体のフィーリングは若干合っていなかったのですが、気合いの走りでチームに初めての表彰台をプレゼントすることができました。

    今日のレース2は、前日の走行から車体のセットを変更しました。いい方向が見えてきたこともあって、この変更でこの週末で一番いいフィーリングとなりました。結果はともあれ、セッティングの方向性も見えましたし、いいレースウィークだったんじゃないかと思います。次戦までの時間を使って、できることをやって、タイでも更なる結果を残せるように頑張りたいと思います。応援してくださった皆さんありがとうございました。」

    ラフィード・トパン・スシプト | #25
    「決勝レース2は、手が痛くて、応援に来てくださった皆さんの期待に応えることができなくて、非常に悔しいレースとなってしまいました。次のタイ戦に向けて、手をしっかり治して、フィジカル面、メンタル面ともに強くして、またこのアジア選手権に戻ってきたいと思います。タイのコースは初めてですが、コース慣れ、マシンセット、そしてタイムアップという段取りもしっかり組んで、芳賀さんのようにいい結果を残せるように頑張りたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。」

    加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー
    「レース1、レース2ともに、さすが芳賀選手、という週末でしたね。レース1は雨というコンディションにも助けられましたが、ドライとなったレース2でもスタートでホールショットを獲ってくれるなど、職人技を見せてくれました。まだ、トップの走りをキープできるポテンシャルのマシンを彼に渡すことができず、歯がゆい思いをしていますが、今回の走りでチームの士気も上がりましたし、タイまでに必ずいいマシンを彼に渡せるようチーム一丸となって頑張りたいと思います。

    トパン選手も、怪我を推してポイント圏内でがんばって走ってくれました。このポイントが後半戦で生きてくると思います。

    また、今回我々の地元での開催ということで、足元の悪い中、多くの関係者、サポーターの皆様に会場に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。チーム・カガヤマ・アジアはまだまだ進化し、頂点に向かって走っていきます。それには皆様の応援が欠かせません。今後もチーム・カガヤマ・アジアをよろしくお願いいたします。」

    2015 ARRC Round 3 Race 22015 ARRC Round 3 Race 2