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  • ズズキ・アジアン・チャレンジ、後半戦のタイラウンドへ

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    FIMアジアロードレース選手権 (ARRC) の2015年シーズン。加賀山就臣がプロデュース・監修するスズキのライダー育成プログラム「スズキ・アジアン・チャレンジ」が誕生して、すでに3戦を消化。今シーズンは全5戦が予定されており、レースも終盤戦となりました。第4戦の舞台はタイ・ブリラムにあるチャン・インターナショナル・サーキットとなります。

    チャン・インターナショナル・サーキットは、2014年に出来上がったばかりの新しいサーキットで、全長4554m、12個のコーナーを持つレイアウトとなっています。

    この「スズキ・アジアン・チャレンジ」に使用されるのは、スズキのアンダーボーンフレーム150㏄モデル のSUZUKI FU150です。アジアで大人気となっているモデルですが、これにMotoGPマシンと同じカラーリングが施されたマシンによるワンメイクレースとなります。

    アジア9か国から17名の若者が参加しています。成長著しい若者たちですが、このプロジェクトでさらに腕を磨いています。そして、これまでの3戦(6レース)では、4人のレースウイナーが誕生しています。#98 パティ・チョープラテット(タイ)、#43 アンドレアス・グナワン(インドネシア)、#33 ジャガン・クマール(インド)、#83 村瀬健琉(日本)がその4名です。

    各戦で2レースを行う「スズキ・アジアン・チャレンジ」第4戦のレースウィークは8月28日(金)にスタート。2本のフリープラクティスが行われました。地元タイ出身でサーキットから近い街に住むパティ以外は参戦ライダーの全員がこのサーキットでの初走行となりました。その中でも、コースにすぐに慣れ、タイムを縮めていくライダーが多く見られた初日となりました。

    現在ランキングトップのグナワンが両セッションのトップタイムをマーク。そこにパティ、村瀬、#99 アディ・チャンドラ(インドネシア、#88 ナジルル・バハルディン(マレーシア)、に#45 アイマン・ナビル(シンガポール)が絡む展開になりました。

    そしてその翌日となる29日(土)には予選と決勝レース1が開催され、8月30日(日)はレース2が行われます。各レースともに7周による戦いとなります。

    加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー
    「おかげさまで、このプロジェクトもシーズン後半戦を迎えることができました。スポンサー、関係者の皆様に、まずは御礼を申し上げます。

    今回のチャン・インターナショナル・サーキットは昨年できたばかりのサーキットで、選手のほとんどにとって初めてのサーキットだと思います。コースをしっかり覚えて攻略してほしいと思います。このプロジェクトもこれで4戦目となり、シーズン開幕当初に見られた転倒もかなり少なくなり、そういったところからも選手たちがしっかり成長して上手くなってきたということがわかると思います。それは私たちがコース脇で見ていてもよくわかります。

    明日は予選とレース1がありますが、ケガ無く、さらなる経験を積んでもらいたいと思います。」

    生形秀之 | ライダーコーチ
    「前戦の鈴鹿から2カ月ほど空きましたが、その間に努力をしてきた選手もいて、成長がその走りに努力の結果が明確に表れています。今回はほとんどの選手たちにとって初めてのコースだったにもかかわらず、あたふたせずコースに適応できていました。マシンへの理解も深まってきていて適応能力もついてきたのだと思います。また一段と成長した彼らの戦いをじっくりと見てみたいと思います。明日、そして明後日のレースが楽しみです。」

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