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  • 芳賀紀行が快走。TEAM KAGAYAMA SUZUKI Asiaにとって貴重なポイントとデータを獲得

    ARRC Round 4 Race 2 2015
    タイで開催となったFIMアジアロードレース選手権 (ARRC)の第4戦。シリーズ6戦、計12戦あるARRCスーパースポーツ600㏄クラスだが、8月30日(日)、8戦目となる第4戦レース2が、タイ・ブリラムにあるチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。

    加賀山就臣がゼネラルマネージャーを務めるTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaの2人のライダー、芳賀紀行こと#41ナイトロ・ノリ選手と#25ラフィード・トパン・スシプト選手は、前日のレース1と同じくそれぞれ12番グリッドと19番グリッドにSUZUKI GSX-R600を付けた。

    この日朝に行われたウォームアップセッションでは、芳賀選手は、予選タイムよりもコンマ2秒、レース1のベストラップよりも速い1分40秒700というタイムをマーク。セッション5番手タイムで走行をしており、レース2へ向けてのセットアップもさらに進んでいた。

    レースはスタートから芳賀選手が飛び出し、ポジションを徐々に上げていき、序盤は3番手でレースを進めていく。しかし、トップ2台とは離され始め、さらに後続からの追い上げに遭い、踏ん張りながらもレース後半には4番手、5番手、といった具合に順位をじりじりと下げていかざるを得ない状況であった。そして最終ラップの最終コーナーでは、無理な進入をしてきた後続車にマシンを当てられるという事故も遭って、チェッカーを受けはしたものの、順位は8位、と後味の悪いレースとなってしまった。

    一方のトパン選手もスタートから順調にレースを進めていた。徐々に前を行く選手を捉えポジションアップを狙っていた矢先となる12周目。ターン3手前でエンジントラブルが発生し、マシンを止めざるを得ない状況となってしまった。トパン選手にとっては、残念ながら2戦連続での完走ならず、ということになってしまった。
    これで芳賀選手のポイントは8ポイントがプラスされ、ランキング順位は9位へと浮上した。トパン選手はポイントが変わらず、15番手である。

    ARRCスーパースポーツ600シリーズ、次回は、カタールで10月1日~3日に開催となる。

    芳賀紀行 | #41
    「マシンは今朝のウォームアップセッションがベストだったね。夕方のコンディションに合わせてセットを進めたんだけど、それが合わなかった。良くなるところが無くなった状態でしたね。それでもレースは序盤はがんばって前のほうを走っていたけれど、後半はタレてしまってレースが終わってしまった。最後にぶつけられて順位を落とすという事態も起きたので、レースとしてはアンラッキーだったけれど、マシンは着実に進化しているし、チームの結束力も高まってきました。マシンを合わせこんで、残り2イベントを決めていきたいと思います。」

    ラフィード・トパン・スシプト | #25
    「マッピングを変更したことで、前日のマシンよりもセットは良くなっていてウォームアップをいいイメージで終えることができました。レースはスタートも良くて終盤に向けて、プッシュして行ったところでマシンから白煙が上がりマシンが壊れてしまいました。スズキのマシンはどんどん速くなってきて自信も着いてきています。次回のカタールではいい方向にセッティングを持っていってもらい、いい戦いができるように頑張ります。」

    加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー
    「レース前半の芳賀選手の世界の走りで3位争いを展開できました。12番グリッドから、ですからね。チームスタッフもすごく士気が高まった、と思います。残念ながら後半ペースを落とさざるを得ない状況になってしまって、芳賀選手には申し訳なく思います。でもマシンのポテンシャルが上がったことを証明できたレースだと思っています。

    トパン選手はこのレースウィーク中ずっと波に乗せることができなかった。マシンもレースの途中でエンジントラブルが起きてしまいました。帰ってデータを診て原因の解明を早急にしたいと思います。

    マシン進化していて、次戦は期待が持てるレベルになっていると思います。全力でセットを見つけたいと思います。

    また、これまでも協力をしていただいているスポンサー様、クライアント様にも次回はいい報告ができるようチームみんなでがんばっていきたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。」

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