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2016.4.2
Team KAGAYAMA SUZUKI Asia、辛い展開もポイントを獲得
マレーシアのジョホール・サーキットを舞台に、2016シーズンは全6戦で争われるFIMアジアロードレース選手権 (ARRC)が開幕。4月1日(金)は予選セッションとレース1が予定されていた。加賀山就臣がゼネラルマネージャー兼チーム監督を務めるTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、昨シーズンからこのARRCのスーパースポーツ600クラスに2台のSUZUKI GSX-R600を走らせている。
同じく加賀山がプロデュースする小型車のワンメイクレース「スズキ・アジアン・チャレンジ」からステップアップした98号車のパティス・チョープラテット選手は、この日の最初のセッションである予選セッションで、レースウィーク最速タイムとなる1分33秒225で19番グリッドを獲得、一方、昨年から継続してTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaから出場する41号車の芳賀紀行選手は計測1周目で転倒。タイム計測できなかったため、最後尾の21番グリッドからのスタートとなってしまう。
チームは、レース1に向けて41号車の修復に集中するものの、残念ながら予定時間までにマシンを治すことはできず、41号車をグリッドに並べることはできず、ピットスタートとなってしまった。16周で争われることとなるレース1は、午後3時45分にスタート。芳賀選手も全車出走直後にピットロードからスタート。トップと変わらないラップタイムで追い上げを見せ、チームメイトのパティス選手もパス。14位でフィニッシュし、2ポイントを獲得した。一方のパティス選手は、芳賀選手にパスされた後、芳賀選手についていったものの7周目の1コーナーで転倒、リタイアとなってしまった。
明日は11時55分から15分間のウォームアップ走行ののちに15時45分からレース2が予定されている。周回数はレース1と同じ16周である。
パティス・チョープラテット| #98
「今日は予選と決勝レースというハードな一日でした。予選セッションは、タイムを削るように考えていたのですが、ポジションアップまではできませんでした。決勝レースも芳賀選手について行ったのですが、追突しそうになってブレーキを掛けたら転倒してしまって残念な結果となってしまいました。明日こそは集団について行ってベストポジションを獲得したいです。」芳賀紀行 | #41
「予選はアタックを開始した直後にフロントから転倒してしまって、そこで予選が終わり。チームスタッフが頑張ってくれたのですが、思ったよりも大修理でピットスタートとなってしまいました。レースは自分をプッシュしたものの、結果は14位という情けない結果。ただ、レースを走り切って方向性を試して、よりよいセットを決めてレース本番に臨みたいです。」