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  • 【JSB1000】ベストを尽くした200kmレース

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    ■大会名
    2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦
    2016 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース
    ■開催日
    [予選]2016年4月23日(土曜) 天候:曇り コース:ドライ
    [決勝]2016年4月24日(日曜) 天候:曇り コース:ドライ
    ■観客動員数 5万4000人(2日間合計)
    ■開催場所
    三重県 鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
    ■ライダー
    JSB1000クラス 加賀山就臣
    ■マシン
    JSB1000クラス SUZUKI GSX-R1000L6 ヨシムラチューン
    ■結果
    予選/12番手(2分09秒427) 決勝/6位


    全日本ロードレース選手権第2戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催されました。4輪のスーパーフォーミュラと併催となる鈴鹿2&4レースは、最高峰クラスJSB1000クラスのみが行われることは例年通りでしたが、鈴鹿8耐に向けたトライアウトもあり、レース距離は200kmの、ル・マン式スタートというセミ耐久レースで争われました。
    昨年は、このレースで転倒し負傷したこともあり、今年は、ドライコンディションでの状況を少しでもよくしようとダンロップと共にタイヤ開発を行い、マシンセットを進めて来ました。事前に行ったテスト走行でも、いいフィーリングを得ていましたし、例年になくいい状態でシーズンインできると感じていました。

    レースウイークは、木曜日の特別スポーツ走行から始まりました。Bグループの走行となった加賀山でしたが、1本目の開始直後から雨がパラパラと落ちて来てしまいます。その中でも2分08秒623を出し組2番手となりました。午後は、雨が降ってきてしまいレインコンディションに。週末の天気はドライとなる予報だったこともあり、走行をキャンセル。総合3番手と好位置で初日を終えていました。
    金曜日の1本目は、朝方まで降っていた雨が残り1本目はウエットからドライになって行くコンディション。2本目は、ドライとなり精力的にテストを繰り返していましたが、思わぬ転倒を喫してしまいます。それでも2日目も総合3番手につけていました。

    ■予選
    35分1セッションで争われた予選。4輪のスーパーフォーミュラが走った直後に行われるため、路面コンディションをチェックしながら、マシンのセットアップをセッション序盤に行っていきました。そしてアタックラップに入り、セクタータイムで自己ベストを更新して行きます。しかし、デグナーカーブ2個目で痛恨の転倒。大きなケガはなかったものの再スタートができなかったため、チームは、すかさずTカーで第2ライダー登録していた浦本をコースインさせ、念のため基準タイムをクリアしておきました。予選順位は組6番手、総合では12番手と不完全燃焼な結果となりました。

    ■決勝
    ル・マン式スタートで得意のスタートダッシュを見せた加賀山は、1コーナーで5番手まで浮上。オープニングラップは、2つ順位を落とし7番手で2周目に入って行きます。加賀山は3周目に、このレースのベストタイムをマークし、何とか前について行きたいところでしたが、思うようにペースを上げらない状況になって行きます。マシンの状況を伝えるサインをホームストレートで出し、他チームより早めにピットに入り、給油とタイヤ交換を行います。チームもミスなく素早い作業で加賀山をコースに戻します。そのチームの頑張りに応える走りを加賀山は、見せ25周目のシケインで高橋選手をかわして6番手に浮上。残り5周となったところでアクシデントが発生し、レッドフラッグが提示されます。そのままレース成立となり、加賀山の初戦は6位という結果になりました。


    K7D_7764加賀山就臣ライダーコメント

    「早いものでチームを設立して6年目のシーズンを迎えることができました。これもひとえにダンロップ、SUZUKIを始め、応援してくれている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。今回は、予選で転倒してしまいリズムを崩してしまったのですが、決勝は、チームもピット作業を頑張ってくれましたし、戦略もうまく行ってのリザルトだったと思います。ただトップを狙うためには、まだまだ足りない部分が分かりましたし、その差を詰めていくために頑張って行きます」

    斉藤雅彦JSB1000監督コメント

    「金曜日のA.R.T走行、土曜日の公式予選と転倒があり、決勝日朝のウォームアップ走行で問題点を修正すべくセットを変えていきました。気温が上がったときに、いい状態で走ることができるようにしましたが、レース序盤は厳しかったようです。その中でピット作業は最速に近いタイムでライダーを送り出すことができましたし、ライダーも頑張ってくれたので、現状ではベストを出せたと思います。もっと上を狙えるよう次戦は事前テストから課題に取り組んで行きたいと思っています」

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