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2016.6.5
Team KAGAYAMA SUZUKI Asia、第3戦、赤旗中断もあった厳しいレース1をともに完走
加賀山就臣がゼネラルマネージャー兼チーム監督を務めるTeam KAGAYAMA SUZUKI Asia は、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットでFIMアジアロードレース選手権 (ARRC) の第3戦を迎えた。
チームが参戦するARRCのスーパースポーツ600クラスは、この日、午前中に予選セッション、そして午後にレース1が予定されていた。加賀山就臣がプロデュースする小型車のワンメイクレース「スズキ・アジアン・チャレンジ」からステップアップした98号車のパティス・チョープラテット、そして41号車の芳賀紀行の2名は、前日の練習走行からSUZUKI GSX-R600のセットアップを進めて、この予選及び決勝に備えていた。
この日最初のセッションである予選セッションでは、パティスが、2分15秒808。そして芳賀紀行が2分13秒416のタイムでセッションを終了。レース1およびレース2の両方に適用されるグリッドは、それぞれ24番、16番グリッドとなり、激しい追い上げが必要なポジションとなってしまった。
レースは全長5821m、18個のコーナーを持つ鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを13周で争うこととなる。レース1決勝では、両選手ともにまずまずのスタートを見せ、ポジションをアップ。さらに上位をうかがっている5周目に、1台の車両が転倒出火したため、レースは赤旗中断となってしまう。この時点で芳賀が14番手、パティスは20番手。レースはいったん仕切り直しとなり、5周でのレースで再スタート。芳賀が11番手、パティスは21番手でフィニッシュ。このパート1とパート2を合算した9周のタイムで決まることとなり、結果レース1の順位は芳賀が12位、パティスは21位となった。
パティス・チョープラテット| #98
「レースの前半は非常に良い状態で走ることができたのですが、再スタート後はリアタイヤのグリップがなくなってしまって、ペースも上げることができないままレースが終わってしまいました。ただ、予選のアタックタイムよりもさらにベストタイムは更新できたので、明日はさらに上のポジションで走れるように頑張ります。」芳賀紀行 | #41
「昨日の走り出しからセッティングを変えてきました。車体フィーリングもまぁまぁなんですが、他の部分の問題が発生するなどして非常に乗りにくいマシンになってしまいました。現在その検証をしている最中です。予選では今回のベストタイムを更新したわけですが、それ以上とはいかず、いつも通りのポジションに落ち着いてしまったな、という状況でした。レース1は車両がそのような状況だったのでごまかしながら走りました。明日のレース2は天候が怪しいですが、昨年も雨のレースで表彰台を獲得したので、去年の流れのようにいければと思います。」加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー兼チーム監督
「今日は、パティス選手は、赤旗で中断するまではペースもよく、一時は17番手あたりまでポジションをアップするなどしてくれていて、期待をしたのですが、リスタート後はいい走りをできなかった。もう少し上のポジションをキープできるようにバックアップをしていきたいですね。芳賀選手には、車体の問題を解決できないまま決勝に送り出してしまったわけで申し訳なく思います。明日はいいマシンを与えられるよう、チームにも頑張って支えていきたいと思います。」