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  • Team KAGAYAMA SUZUKI Asia、決勝レース2でも確実にポイントを獲得

    2016 Rd2 R2 Patis

    FIMアジア・ロードレース選手権 (ARRC)第2戦は、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで開催された。5月7日(土)にレース1、8日(日)にレース2の2つのレースが行なわれるスケジュールとなっている。

    参戦開始から2年目のシーズンを迎えたTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、加賀山就臣がプロデュースする小型車のワンメイクレース「スズキ・アジアン・チャレンジ」からステップアップした98号車のパティス・チョープラテット選手と、このチームで2年目を迎えた41号車の芳賀紀行選手を起用しSUZUKI GSX-R600の2台で、このARRCのスーパースポーツ600クラスに参戦している。

    18番手(パティス選手)と15番手(芳賀選手)のグリッドからのスタートとなったこのタイ戦。レース1は、それぞれ15位と12位という結果であり、チームはレース2に向けて再度マシンのセットを変更しながらレース2での上位進出を実現するべく、議論を重ね、ウォームアップ・セッションからトライをつづけた。

    そしてレースは午後4時5分、18周のレースはスタート。芳賀選手もパティス選手ともにポジションを上げてまずまずのスタートとなった。しかし、レースはそのまま膠着状態で進み、トップ集団からはじりじりと引き離される展開でレースは終了。結果、2名ともがレース1と同じ、12位(芳賀)と15位(パティス)でチェッカーを受けた。

    Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaはランキング10位である。2016FIMアジア・ロードレース選手権の第3戦は、日本戦となる鈴鹿サーキットで6月2日~5日に開催される。

    patis2パティス・チョープラテット| #98
    「今日は前回のレース1での失敗点を注意しながら、レースを進めました。具体的にはスタートでミスをしないこと、そして苦手な4コーナーをもっと速くすること、です。車両のセットアップは昨日から変更して、今日のウォームアップ・セッションでいい感じになったので、レースを楽しむことができ、もっと勉強していきたいと思いました。次回の鈴鹿は昨年雨のレースでしたが、雨は苦手です。晴れるように祈っています。次回も頑張ります。」

     

    haga2芳賀紀行 | #41
    「レース1と同じく、レースの中盤から後半に車体のパッケージが崩れ始めるという症状がこのレース2でも出てしまいました。次の鈴鹿に向けてこの問題点をクリアする手立てを考えなくてはいけない、というのが今の状態。でも、このタイ戦では、やれることはすべてやったと思います。結果にはつながらなかったものの、ポイントも確実に取れてきていますし、鈴鹿に向けても頑張っていきたいと思います。」

     

    kagayama加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー兼チーム監督
    「パティス選手はレース2、よくやったとほめてあげたいです。結果は同じなのですが、内容はすごくよかったです。ラップタイムを見ても安定していてレース1に比べて速かった。昨年150ccのスズキ・アジアン・チャレンジから600に乗り換えたばかりですが、各セッションごとにタイムを上げていけたし、成長が見られたレースでした。
    芳賀選手には戦えるマシンを渡せず残念な結果となってしまいました。鈴鹿ではしっかり対策をしてよいバイクを渡したいと思います。」

    2016 Rd2 R22016 Rd2 R22016 Rd2 Buriram