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2016.6.1
浦本修充が破竹の3連勝!
■大会名
2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 SUPERBIKE Race in MOTEGI
■開催日
[予選]2016年5月28日(土曜) 天候:曇り コース:ドライ
[決勝]2016年5月29日(日曜) 天候:うす曇り コース:ドライ
■観客動員数
1万2200人(2日間合計)
■開催場所
栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)
■ライダー
JSB1000クラス:加賀山就臣
J-GP2クラス:浦本修充
■マシン
JSB1000クラス:SUZUKI GSX-R1000L6 ヨシムラチューン
J-GP2クラス:SUZUKI GSX-proto71
■結果
JSB1000クラス:加賀山就臣 予選/14番手(1分51秒423) 決勝/DNF
J-GP2クラス:浦本修充 予選/4番手(1分53秒702) 決勝/優勝
全日本ロードレース選手権は、シリーズ第3戦となる今回のツインリンクもてぎラウンドが、2016年シーズンで初めて全4クラス揃うレース。
Team KAGAYAMAにとっても加賀山と浦本が共にレースに挑む初めてのラウンドになりました。事前テストは、初日が雨、レースウイークも金曜日が雨となったことで、予定していたメニューをこなせないでいましたが、その影響が最後まで響くことになってしまいました。J-GP2クラスの浦本は、開幕戦筑波でダブルウインを達成!筑波だけではなくツインリンクもてぎでも速いところを見せようと武田雄一J-GP2監督と共にマシンセットを進めて行きました。
JSB1000クラスの公式予選は、ツインリンクもてぎ独自のTOP6サバイバルで行われました。まずは30分で争われるQ1に全車が出走。
まずはトップ10に残らなければQ2へ進出できません。しかし、思うようにタイムを縮められないでいました。金曜日にタイヤ選択をできていなかったため、予選のコンディションに合わないものだったからでした。何とかタイムを縮めようとアタックしますが不本意な14番手。
予選終了後にマシンセットを変更し、決勝日朝のウォームアップ走行では、いい手応えを感じレースでの巻き返しを狙っていました。迎えた決勝レース。気温は29度、路面温度は49度と、このレースウイークで一番上がっていました。加賀山は、自身としては失敗したというスタートでしたが、ポジションを上げ8番手でホームストレートに戻って来ます。スタート直後は、フィーリングよく走ることができていましたが、4周目辺りからトラブルが出始め8周目の90度コーナーでコースアウト。このままレース続行は不可能と判断し、ピットインしマシンを降りました。
一方、J-GP2クラスの浦本は、予選4番手グリッドから不安要素は抱えていましたが、レースでは冷静に状況を把握。レース中盤に2番手に上がると、15周目のS字コーナーでトップに浮上します。そこからレース終盤にかけ、一番厳しい状況の中ペースアップ。後続を引き離し、見事開幕3連勝を飾りました。
◎加賀山就臣ライダー・総監督コメント
「いつもTeam KAGAYAMAを応援いただきありがとうございます。今回は、レース中に問題が出てしまい、そのまま走ることは危険と判断しピットインしリタイアを選びました。なかなかいい報告をできず苦しいレースが続いていますが、チーム一丸となって努力を続けています。浦本は、今回もいいレースを見せてくれました。Team KAGAYAMAとしては、3連勝は、すごくうれしく思いますし、ボクも続けるようにしたいですね」◎浦本修充ライダーコメント
「レースウイークに入ってから、あまりいい流れではなかったですし、スタートしてから周りがどんなペースで走るか分からなかったので、まずは様子を見ていました。路面温度もウイークで一番上がりましたし、周りもそれほど速いペースではなかったので、トップに立ってからは全力で走りました。加賀山さん、武田さんを始めチームの皆さん、応援してくださった、すべての方に感謝します。この流れを維持できるように次戦も頑張ります」◎斉藤雅彦JSB1000監督コメント
「金曜日が雨になってしまい確認したいことができず予選まで流れはよくなかったですね。それを変えようと決勝朝のウォームアップ走行でセットを変更したところ、いい方向に行ったのですが、レースでこれからペースを上げようというところでトラブルが出てしまいました。次回のSUGOは、相性のいいコースですし、しっかり修正して臨みたいと思います」◎武田雄一J-GP2監督コメント
「事前テストでは、筑波の状態から走り出して、そこからアジャストして来ましたが大きな変更はせずにいい状態でした。ウイークに入ってからフィーリングが変わり今ひとつの状態のままレースを迎えてしまっていました。ここはライバルも速いですし、最後まで勝負できるマシンに仕上げておきたかったのですが最後はライダー自身の頑張りが大きかったと思います。次戦も連勝を伸ばせるように最善を尽くしたいと思います」