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  • Team KAGAYAMA SUZUKI Asia 第3戦は、両選手ともに順位をアップ

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    FIMアジア・ロードレース選手権 (ARRC)第3戦は、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキット 国際レーシングコースを舞台に開催された。6月4日(土)、そして5日(日)の2日にわたって2つのレースが行なわれた。

    参戦開始から2年目のシーズンを迎えたTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、加賀山就臣がプロデュースする小型車のワンメイクレース「スズキ・アジアン・チャレンジ」からステップアップした98号車のパティス・チョープラテット選手と、このチームで2年目を迎えた41号車の芳賀紀行選手を起用しSUZUKI GSX-R600の2台で、このARRCのスーパースポーツ600クラスに参戦している。

    それぞれ24番手(パティス)と16番手(芳賀)グリッドからのスタートとなったレース。レース1は、それぞれ21位と12位という結果となっている。そして5日(日)は前日夜からの雨が残っていたものの、正午ごろから路面も急速に乾いていく状況となり、このSS600の決勝レースがスタートするころには、空には青空が広がるまでに改善した。グリッドは前日のレースでクラッシュした車両などもあって繰り上がり、22番手と14番手からレースをスタートすることとなった。

    そして午後3時10分、17周で争われるレース2がスタート。芳賀、パティスともに淡々と走行を重ねながら、それぞれ集団の中で、粘り強くポジションを上げて行くというレース展開で進行。ペースを崩していく車両が何台か出てきたこともあって順位も上がり、結果、8位(芳賀)と17位(パティス)でチェッカーを受けた。

    続く2016FIMアジア・ロードレース選手権の第4戦は、インドネシアにあるセントゥール・インターナショナル・サーキットで8月5日~7日に開催される。

    パティス・チョープラテット| #98
    「5台による集団の中で、前に行きそうな1台を選び、そのマシンについていきました。もちろん前に行けるタイミングでしっかりとついていくことで順調に順位を上げることができました。ちょっとタイヤチョイスが合っていなかったようで、ラップタイムは少し遅かったですし、車体を押さえつけるハードコントロールが必要でした。今日はとても疲れました。」

    芳賀紀行 | #41
    「レース2は雨が上がって路面が乾いていくというコンディションでした。逆にもっと雨が降ってくれれば、チャンスが出てきたかもしれませんね。チームは、このレースウィークを通して、できることはすべてやってくれました。まだ、少し足りない部分がありますが、次戦では、もっとじっくり走り込んで、マシンをしっかり作り上げようと思います。」

    加賀山就臣 | ゼネラルマネージャー兼チーム監督
    「今週の自己ベストで走ったパティス選手は、5台の集団の中で順位を入れ替えつつバトルを展開しました。この経験は、今後の彼の成長にきっと役に立つと思います。この調子で次のレースもきっちり順位を上げていけるようサポートしていきたいと思います。
    バイクに苦しみながらもシングルフィニッシュしてくれた芳賀選手には感謝したいし、うれしく思います。まだまだチームにはやるべきことがいっぱいあります。インドネシア戦に向けてチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。」

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