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  • スズキ・アジアン・チャレンジ、予選トップはランキング3位のジェフリー・トセマ!

    #20 Jefri Round 4

    スズキ・アジアン・チャレンジ(SAC)が組み込まれているFIMアジアロードレース選手権 (ARRC)は、2か月ほどのブランクを経て第4戦インドネシアのセントゥール・インターナショナル・サーキットで開催となる。

    全5戦で行なわれるSACにとってはシーズンも後半戦。SACは1イベントで2レース行なわれるスケジュールとなっており、この第4戦も、8月6日(土)に2回目の練習走行と予選、7日(日)にレース1、レース2が行なわれることとなる。

    2015年に発足し、2シーズン目となるSACは、加賀山就臣がプロデュース・監修するスズキのライダー育成プログラムで、スズキの150㏄ロードモデル、新型SATRIA(サトリア)F150を使用し、アジア各国から選ばれたライダーが参戦している。この場で活躍をすれば、その後、加賀山が監督を務めるARRCスーパースポーツ600クラス、そして日本や欧州の各国内選手権、さらには将来的に MotoGP参戦へのステップアップのチャンスが与えられるというプログラムとなる。昨年のこのセントゥールのレースで勝ったPatis CHOOPRATHET(パティス・チョープラテット)は、TEAM KAGAYAMA Asiaに合流。SS600クラスへステップアップを果たしている。

    前日の練習走行セッションに続き、この日朝に行なわれた練習走行2回目のセッションでは、またしても#12 Muhamad Rozaliman Zakaria(ムハマド ロザリマン・ザカリア/マレーシア)がトップタイム。2番手・3番手には地元勢の#87 Muhammad Sapril(ムハマド・サプリル/インドネシア)、そして#20 Jefri Tosema(ジェフリー・トセマ/インドネシア)が入った。

    そして午後に行なわれた予選セッションでは、トセマが1分58秒552でポールポジションを獲得した。トセマにとっては、このSACでは2度目のポールポジションである。続く2番手にはサプリル、3番手にロザリマンが入った。この3名のラップタイムは2分を切っている。前日の一回目の練習走行のベストタイムである2分0秒5を上回った選手は6名にも上る。

    日本人では、#11 服部真騎士(はっとりまきし)が10番手(2分1秒773)、#41 芳賀瑛大(はがあきと)が12番手、続く13番手に#27 佐藤進之介(さとうしんのすけ)と冴えない結果となってしまった。

    Jefri Tosema(ジェフリー・トセマ) | #20
    「新品タイヤだったし、今回の予選は自信を持っていけました。集中できるのでいつも一人で走っていますが、今日も一人で走ってうまくタイムが出ました。いいポジションからスタートできるので、2レースとも勝つつもりで走ります。そして、簡単ではないけれどチャンピオンになれるよう頑張ります。」

    加賀山就臣 | ジェネラルマネージャー
    「各選手ともにタイムを更新し、昨年よりも3秒以上タイムアップを果たしてくれました。新型サトリアF150 の性能を証明してくれました。ポールを獲ったトセマは2番手に大差をつけての予選で、いい走りをしてくれました。彼以外は少し混戦模様といったところですが、みんながいいレースをしてくれることを期待しています。」

    八代俊二 | ライダーコーチ
    「路面のコンディションが悪い中、転倒はあったものの大きなけがもなく決勝を迎えられることはよかったと思います。明日は1日で2度のレースがあるという厳しい一日です。直線の長いコースですからスリップストリームを使ったバトルが展開されると思いますが逃げ切るのは難しいでしょう。よいバトルの展開を期待したいと思います。ただしクラッシュしないように。」

    Sapril 2016 Rd4Maxi 2016 Rd4