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2016.8.23
最後まであきらめない走りを見せ ランキングトップをキープ!
■大会名 2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 MOTEGI 2&4 RACE
■開催日 [予選]2016年8月20日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ
[決勝]2016年8月21日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ
■観客動員数 2万8500人(2日間合計)
■開催場所 栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)
■ライダー J-GP2クラス:浦本修充
■マシン J-GP2クラス:SUZUKI GSX-proto71
■結果 J-GP2クラス:浦本修充 予選/2番手(1分54秒364) 決勝/4位
全日本ロードレース選手権は、今回の第6戦MOTEGI2&4レースからシリーズ後半戦に突入。4輪のスーパーフォーミュラやF3などと併催となり、全日本ロードレースは、J-GP2クラスのみの開催となっていました。Team KAGAYAMAの浦本修充は、ここまで4連勝を飾っており、5連勝をかけたレースに臨みました。
鈴鹿8耐を終え、8月に入ってから多くのチームと同じくスポーツ走行でテストを行い、同じくツインリンクもてぎで行われた第3戦でのセットから徐々にアジャスト。レースウイークに入ってからも、4輪のタイヤラバー、そして天候の変化を見ながら大きな仕様変更はせずマシンセットを煮詰めて行きました。
公式予選が行われた土曜日は、朝から雨模様となっていましたが、予選の前に行われたJP250のレースが始まるころには、雨は止み、青空が広がると、強烈な日差しがアスファルトを照らし、急激に路面は乾いて行きました。
J-GP2クラスの公式予選が始まるころには、一部は濡れていましたが、ほぼドライコンディションで争われました。35分1セッションの中で、あくまで決勝を見据えてマシンセットを進めて行きました。そしてセッション終盤にタイムアタックを行い、計測最終周に1分54秒364をマーク。僅かにトップには届かなかったものの、2番手につけ、フロントロウからスタートすることになりました。
決勝日は、近づいている台風の影響が心配されましたが、朝から青空が広がり、厳しい暑さの下でレースが行われました。朝のウォームアップ走行では、ただ一人1分54秒台をマークし、トップタイム。レースウイークで一番いい状態でグリッドに並ぶことができていました。
22周で争われた決勝。フロントロウ真ん中のセカンドグリッドから好スタートを見せた浦本は、真っ先に1コーナーに入りホールショットを奪いますが、2コーナー立ち上がりで関口選手に前に出られてしまいます。さらに3コーナーで生形選手にかわされ3番手でオープニングラップを終えます。2周目のヘアピンでは、水野選手にもかわされてしまい4番手に下がると、トップ3にやや引き離されてしまいます。それでも浦本は必死の粘走を見せ、トップグループに加わって行きます。しかし、レース終盤にバックマーカーが浦本の前に入ってしまい万事休す。トップグループから離されてしまい勝負はできませんでしたが、最終ラップの最終コーナーで前を走っていた関口選手がハイサイドを起こし失速。浦本は並んでゴールします。タイム差は全くなく0秒000。写真判定で4位となり惜しくも表彰台を逃す結果となりました。
◎浦本修充ライダーコメント
「レースを終えて見ると、もっとできることがあったのではないかと思いました。序盤に離されてしまいましたが、もっと速く走ることができたはずですし、終盤は厳しくなることは、分かっていましたから、そこでも、もっとライディングでカバーできたのではないかと…。4輪のラバーの影響も警戒しましたが、それほどありませんでしたし、もっとペースを上げられたと思うと不甲斐ないですね。ポイント的には、最低限のダメージで済みましたし、次回は、結果で恩返しできるように頑張ります。今回も支えてくれた皆さんに感謝します。」
◎武田雄一J-GP2監督コメント
「予選までの流れでは、もう少し何とかなるかと思いましたが厳しいレースをさせてしまいました。もう少し序盤に勝負できる状態にしてあげたかったですね。チームもダンロップさんも最善を尽くしてくれましたし、ライダーも最後まであきらめない走りを見せてくれまいSたし、ベストを尽くした結果だと思います。次回の岡山国際は、ダンロップのホームコースでもありますし、ぶっちぎりのレースができるようチーム一丸となって努力して行きます。」
◎加賀山就臣ライダー・総監督コメント
「金曜、土曜と5月のもてぎラウンドのときよりも、いい流れで来ていて、決勝日朝のウォームアップ走行でベストの状態になっていました。しかし、決勝で気温が上がってしまったことで、ズレが生じてしまい苦しいレースになってしまいました。そこをチームとしても、うまくアジャストできなかったことは反省点です。浦本自身もライダーとして、できたことがあったはずなので、世界を目指すためにも、もっと成長するために、どうすればいいかを考えて欲しいと伝えました。条件が悪くても世界のトップライダーなら、どうしていかかを。次戦の岡山国際は、今回の経験を糧に再び勝利を目指します。」