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2016.10.1
アジア選手権第5戦スタート! Team KAGAYAMA SUZUKI Asia、まずまずの走り出し
アジア各国を周るFIMアジアロードレース選手権 (ARRC)も終盤戦。インドにあるブッダ・サーキットで第5戦を迎える。このブッダ・インターナショナル・サーキットでの開催はシリーズとして初めてのこととなり、加賀山就臣がゼネラルマネージャー兼チーム監督を務めるTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaにとってももちろん初のコースとなる。
ブッダ・インターナショナル・サーキットは、インドの首都デリーにほど近いウッタル・プラデーシュ州にあるサーキット。2011年にオープンした近代的なサーキットで、ホームストレート、そして1.2kmと長いバックストレートという2本のストレートと16のコーナーで構成される全長5141mのコースとなっており、チームが参戦するスーパースポーツ600クラスのレースはこのコース、16周で争われることとなる。
Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaは、チーム発足2年目となる今シーズン、芳賀紀行と、タイの#98パティス・チョープラテットの2名がSUZUKI GSX-R600を走らせている。これまでの4戦で最高位は、鈴鹿のレース2およびインドネシアのレース2での芳賀の8位、チームのポイントランキングは10位となる。
マシンにもチームにも慣れ、前戦でも順調にレースをこなし、成長を見せているパティスにも期待したいが、事前にコースを歩いてみて「難しいコーナーが多いです。バックストレートに入る3コーナー、バックストレート・エンドの4コーナー、バンク角のついた8-9コーナー、12オーナーから最終コーナーと今まで走ったことのないような難しいコース」とコメントしている。
今回のインド戦の走行セッションは、金曜の初日に練習走行が3回。続く土曜に予選と決勝レース1、日曜にウォームアップ走行とレース2というスケジュールとなる。
ほぼ全ライダーが初めて走行するというこの日の練習走行では、途中赤旗中断となることが何回かあったものの、セッション1では、パティスが1分59秒498(11番手)、芳賀が1分58秒735(7番手)、セッション2では、パティスはコースインしタイムアップを狙うところで転倒を喫し、タイム的には。ちなみに芳賀は、1分58秒849で13番手どまり。パティスは軽い熱中症のようで頭痛がするということで早めにセッションを切り上げた。最終的には1分58秒192の17番手。芳賀は1分57秒957とタイムアップしたが、14番手にとどまった。
パティス・チョープラテット| #98
「練習走行セッション2回目で転倒してしまいました。また最後のセッションでも頭痛できっちりと走れなくなってしまいました。初めてのコースで、マシンのセットアップも、走行を重ねてコースに慣れる貴重な時間を棒に振ってしまいました。明日はもう予選と決勝レース1となってしまいます。明日は今日よりもすべてをよくしなければいけません。最低でも10番手よりも前のスタート・ポジションを獲得し、レース1に臨みたいと思います。」芳賀紀行 | #41
「初めてのコースで、各セッションごとにコースに慣れながらセットアップを進めてきました。コースは荒れていなかったので、バイクのバランスを微調整しながらタイムを刻んでいきました。タイムアップはしていったのですが、残念ながらほかのチームもタイムアップを果たしており、タイム差は大きく縮めることもできなかったのですが…。明日は決勝もありますが、もう少しあがいてみて、いいいいセッティングを探してみようと思います。」