イメージ
  • 2018 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 オートポリス スーパー2&4レース

    ≪ コンディションに翻弄されたオートポリスラウンド ≫

    ■大会名 2018 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦『オートポリス スーパー2&4レース』

    ■開催日
    [予選]2018年5月12日(土曜) / 天候:晴れ / コース:ドライ
    [決勝]2018年5月13日(日曜) / 天候:雨   / コース:ウェット

    ■開催場所 大分県 オートポリスサーキット(1周=4.674km)

    ■観客動員数 8,300人(土日合計)

    ■JSB1000ライダー 加賀山就臣

    ■マシン SUZUKI GSX-R1000

    ■予選結果 11位(1分49秒733)
    ■決勝結果 20位(Best Time 2分00秒776)


    全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦は、大分県・オートポリスで行われました。そして前戦の鈴鹿2&4レースに続き、今回も4輪のスーパーフォーミュラとの2&4レースとしての開催となりました。今年は、5月開催となっただけに、いい天気のもとでレースが行われることが期待されましたが、天気予報では、日曜日に雨マークがついていました。金曜日、土曜日は、快晴に恵まれ、阿蘇の大自然の素晴らしい景色をバックに、加賀山もコースを攻めて行きました。

    初日の走り出しは、昨年のセッティングをベースに、まずまずのフィーリングで1本目は、6番手につけました。その後も、マシンセットとタイヤセレクトを続け、初日を終えました。

    土曜日の公式予選は、今シーズン初めてのノックアウト方式で行われました。

    40分間のQ1の上位10台がQ2進出できるだけに、何とかトップ10に入ろうと加賀山は、タイムを削って行きます。セッション終盤のアタック合戦では、ボーダーラインにいましたが、最後に1台にかわされ、11番手と惜しくもQ2進出を逃す結果となりました。

    日曜日は、朝から雨が降り、霧がオートポリスを包みました。視界不良なため、朝のウォームアップ走行は中止となり、タイムスケジュールが大幅に変更されます。

    霧は、何とか晴れてきますが路面はウエット。このレースウイークでは、ウエットコンディションを走っていないこともあり、レース直前に15分のフリー走行が設けられました。ここでもセッション最後に霧が出て来たため赤旗中断となりますが、何とかレースが開催されることが決定しました。

    周回数は20周から15周に減算して行われました。
    雨は、ほぼ止んでいましたが、路面はウエット。上位陣は、ほとんどレインタイヤをチョイスしていたこともあり、加賀山も同じレインタイヤなら勝負できると見越していました。

    そしてシグナルレッドがブラックアウトし、レースが始まります。得意のスタートダッシュを決めた加賀山は、1コーナーに5番手で入って行きます。オープニングラップで1台にかわされるものの6番手につけ、トップグループの見える位置で周回を重ねます。ヨシムラの津田選手と5番手争いを繰り広げていましたが、乾く一方の路面コンディションに予想以上に厳しい状況となってきます。レース中盤辺りからは、ペースを上げることができず、ポジションを落として行きます。それでも最後まであきらめずにレースを続け、15周を走り切りチェッカーフラッグを受けました。

     

    加賀山就臣ライダー・総監督コメント
    「できればウエットレースを期待していましたが、ハーフドライで同じレインタイヤならイーブン以上で戦える自信はありました。序盤は、ライバルと同じ条件でのレースになっていましたし、いつ天候が急変してレースが中断されてもおかしくなかったので、トップが見える位置を走っていましたが、最初に厳しい状況になってしまいました。それからは何とかゴールを目指すのが精一杯と惨敗でした。ドライでも自己ベストに届いていませんし、まだまだ改良の余地があるので、次戦に向けてチーム一丸となって前進したいと思っています。今回もダンロップ、スズキを始め、現地まで応援に来てくださった皆さん、多くの方の支えに感謝いたします。」

     

    斉藤雅彦監督コメント
    「走り始めは、鈴鹿からの流れで割といいフィーリングで走ることができていましたが、公式予選のタイムはライダーが頑張って出したものでした。レインコンディションであればライバルに対して差は、なくなって同等に戦えると思いました。実際は、路面が乾いて行く難しいコンディションとなりましたが、そこで、もたなかったことは残念でした。ライダーの調子は、いいので、次回は、何とか上位でレースができるようにしつつ、鈴鹿8耐を見据えて進めて行こうと思っています。」