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2019.5.29
2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 レースレポート
≪ 想定外の高温に悩まされたSUGOラウンド ≫
■大会名 2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 SUPERBIKE RACE IN SUGO
■開催日 [予選・RACE1]2019年5月25日(土曜)/天候:晴れ/コース:ドライ
[WUP・RACE2]2019年5月26日(日曜)/天候:晴れ/コース:ドライ
■開催場所 宮城県 スポーツランドSUGO(1周=3.7375km)
■観客動員数 7750人(2日間合計)
■JSB1000ライダー 津田拓也
■マシン SUZUKI GSX-R1000
■予選結果 RACE1 : 17位(1分28秒694) / RACE2 : 18位(1分28秒999)
■決勝結果 RACE1 : DNF / RACE2 : 22位
■年間シリーズランキング 16位(合計獲得ポイント 26Pt.)
シリーズ第3戦を迎えた全日本ロードレース選手権。
宮城県・スポーツランドSUGOで行われたレースは、ここ数年ない快晴となりましたが、5月とは思えない暑さにも見舞われました。JSB1000クラスは、今回も2レース制で行われ、土曜日に予選・レース1、日曜日にレース2というスケジュール。SUGOラウンドがシリーズ前半戦最後となり、このレースが終われば一気に鈴鹿8時間耐久ロードレースへ集中して行くことになります。
2週間前に行われた事前テストでは、タイヤを選別し、マシンセットを進め、ある程度の手応えは得ていたので、今シーズン最高のレースができると津田は、思っていました。
レースウイーク初日は、事前テストよりも気温が上がりましたが、まだ想定内で1分28秒610をベストタイムに周回を重ねて行きました。しかし、土曜日は、路面温度が50度近くまで上がってしまいます。午前中の公式予選では、金曜日のタイムを超えられず、厳しいレースになることが予想されました。
25周で争われたレース1。津田は、慎重にスタートを切りペースを上げて行きます。3周目には、前でアクシデントが発生し、ポジションを2つ上げる。5台の集団のトップを走りながら周回を重ね、レースも終盤にさしかかろうかと言う17周目の馬の背コーナーで、ブレーキングに入ったところで転倒してしまいます。再スタートは切れず、そのままリタイアとなりましたが、ケガがなかったのは不幸中の幸いでした。
日曜日は、予報通り、さらに気温は上がり、路面温度は、53度と真夏並みの暑さとなってしまいます。朝のウォームアップ走行を走ると予想以上に厳しい状況にあることが明らかになってしまいます。迎えたレース2では、2度ピットインしながらも、周りの状況を見ながら周回を重ねるが、最後はこれ以上走ることは危険と判断し、ピットインしレースを終えました。
シリーズ前半戦を終え、津田のライディングとダンロップタイヤとのマッチングで何が必要か、課題は明白になってきています。この後、鈴鹿8耐に向けて問題をクリアできるようチーム一丸となって努力して行きます。
津田 拓也ライダーコメント
「レースウイークに入り、自分自身もチームもダンロップさんも予想しないくらい気温が上がり、そのコンディションに対応しきれなかったSUGOラウンドでした。まだ金曜日くらいの気温ならば、何とかなったのですが、日を追う毎に気温が上がり、日曜日は危険な状態だったと思います。鈴鹿8耐、そしてシリーズ後半戦に向けて、いい状態でレースに臨めるようにして行きたいですね。」
斉藤雅彦監督コメント
「事前テストに比べて、予想以上に気温が上がってしまい完全に想定範囲を超えていました。津田のライディングスタイルとマッチするように、いろいろ試しているのですが、現状は、悩んでいる真っ最中ですし、チームとしても何とかしたいと思っています。この後、すぐに鈴鹿8耐に向けたテスト走行が始まるので、暑いコンディションでテストをして行きたいですね。」