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  • 2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 レースレポート

    <<ウエットで津田が魅せた今季最高のレース>>

    ■大会名 2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦
    スーパーバイクレース in OKAYAMA
    ■開催日 [予選]2019年8月31日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ
    [決勝]2019年9月1日(日曜) 天候:曇り/雨 コース:ウエット
    ■開催場所 岡山県・岡山国際サーキット(1周3.703km)
    ■観客動員数 7600人(2日間合計)
    ■JSB1000ライダー 津田拓也
    ■マシン SUZUKI GSX-R1000
    ■予選結果 11番手(1分29秒614)
    ■決勝結果 5位
    ■年間シリーズランキング 13位(合計獲得ポイント 49Pt.)


    第5戦MOTEGI2&4レースを終え、すぐに第6戦の舞台となる岡山国際サーキットにチームは移動し、2日間の事前テストに参加。その翌週には、今回のレースウィークを迎えるというハードスケジュールを全日本JSB1000クラスのチームはこなして岡山にやってきていた。
    猛暑だった前戦に比べれば、2週間のインターバルでかなり秋の気配を感じさせるようになってきたが、気温、路面温度が変われば、それに合うタイヤチョイスも必要になってくる。事前テストから、タイヤのレンジに車体を合わす作業に終始し、レースウィークに入って行った。

    天気予報では、雨マークもあったが、初日は、1本目がハーフウエット、2本目は開始直前に雨が降ってくるものの、すぐに止みドライコンディションで走ることができた。
    土曜日は、朝から快晴となり、JSB1000クラスの公式予選は、前戦と同じくノックアウト方式で行われた。

    津田は、Q1が始まって早い段階で最初のアタックを行い1分29秒614をマーク。決勝に向けたセットアップを行いながらセッションは進んで行くが、後半のアタックではタイムを更新できず11番手と、またもQ2進出にあと一歩届かなかった。

    日曜日は、朝から今にも雨が降りそうな空模様となり、朝のウォームアップ走行では雨がパラついていた。JSB1000クラスの決勝のころには完全にウエットコンディションとなり、24周のレースがスタートした。

    津田は、好スタートを切り8番手で1コーナーをクリアすると3周目に秋吉選手をかわし、4周目にはダブルヘアピン進入で渡辺一樹選手がオーバーランした隙を突き前に出て行く。このとき加賀山選手もかわし、一気に5番手に浮上。しばらく加賀山選手を従えて走っていたが、その差をジリジリと開けて行く。10周目辺りから、前戦でも問題になった症状が出て来たため、丁寧なアクセルワークを心掛けながら、後続との差を見ながら周回を重ねる。そして何とか24周を走り切り5位でチェッカー。今シーズンはもちろん、昨年の最高位も更新した。

     

    津田拓也ライダー

    「チームがうまくマシンをウエットコンディションに合わせてくれたおかげで、レース序盤は、自分自身の得意な部分、ダンロップタイヤのいいところを活かしながら走ることができたと思います。ただ、10周目くらいから、前戦でも問題になった部分が出て来てしまったので、後ろとの差を見ながら何とかポジションをキープすることができました。今回は、ウエットでは周りとの差が詰まっていますが、ドライでも上位を追えるようにして行きたいですね」

     

    斉藤雅彦監督コメント

    「決勝は事前テストを含めて初めてウエットコンディションになりましたが、昨年のデータがうまく合った部分があったようですが、ライダーの頑張りが一番だと思います。前回に続いて問題もありましたし、目指しているのは、もっと上なので、ドライコンディションでもいい結果を出せるように頑張って行きます」