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2015.7.9
清成選手も合流し、Team KAGAYAMA、8耐公式テストに参加
2015 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会に向けた第2回公開合同テストが7月7日(火)、8日(水)、鈴鹿サーキットで開催されました。
Team KAGAYAMAにとって3年連続3回目の挑戦となる今回は、チームオーナー兼ライダーの加賀山就臣、そしてTeam KAGAYAMAではおなじみとなる芳賀紀行が引き続き参戦。そして、今回サプライズ・ライダーとして清成龍一選手がチームに加わることとなりました。前回行われた8耐の合同テストでは加賀山だけがテストに参加しました。しかし、今回は、走行初日の朝にイギリスから中部国際空港に降り立った清成選手もその足で鈴鹿入りしチームと合流し、このテストに臨みました。ちなみに、今回のテストが決勝レースウィーク前に3人が揃っての最初で最後のテストとなります。
今回の合同テストでは、梅雨時期の開催ということもあって、2日とも天候は雨でした。予定されていた6回のセッションは、2日目の2回のセッションを除いてすべてウエット・コンディション。Team KAGAYAMAは、翌週にも合同テストがあり、加賀山、芳賀の両選手はそこでの走行もできるため、初めてスズキのマシンに乗る清成選手のマシン慣れを中心に走り込みを行った。
結果Team KAGAYAMAの17号車のタイムは、ウエットで2分20秒439、ドライでのタイムは2分8秒559とトップグループのタイムを清成選手が出しています。清成選手はこの2日間のテストを終え、イギリスへ帰国。加賀山・芳賀の両選手は来週行われる合同テストで更なるセッティングの仕上げを行う予定です。
加賀山就臣
「このチーム体制を発表してから初めて合流して、のテストとなりました。3人ともスーパーバイク世界選手権(WSB)で一緒に戦ってきた仲間でもありますし、初めてといっても気心の知れた者同士ということでいい雰囲気の中でテストを終えることができました。 清成選手は、今回が初めてのスズキのマシンということもあって、1周でも多く走ってもらうことをメインに今回のテストを行いました。今回のテストは天候不順でしたが、清成選手は雨でもそん色ないタイムでしたし、2日目のドライ路面でも、2分8秒台をすぐに出して、さすがトップライダーだと思わせる走りで、結果、チームで一番速いタイムを出してくれました。このテストでしっかりバイクになじんでくれたと思いますし、チームもホッとしています。 雨の練習走行で2番手タイム、そしてドライでも4番手のタイムを出すことができ、初テストをいい結果で終えることができました。 あとは、我々ができることをやっていくことになります。来週にはまた鈴鹿でテストがありますので、セッティングの煮詰めをやっていきます。」
芳賀紀行
「今年のチーム、雰囲気は違和感がなく1つにまとまっていました。ライダーは古くからの知り合いですし、それぞれパフォーマンスが非常に高いので、今月末の決勝レースが楽しみですね。バイクは去年の8耐以来ですがエンジンは速くなっていますし、3人の実力を合わせてトラブルなく走りきれればという感じですね。 その前に、来週テストがあります。来週は徹底的に走り込んで、もうちょっと足まわりの煮詰めをしていけたらと思います。」清成龍一
「新たに加賀山さんのチームに加わることになりました。3人で走るチームというと、普通はバラバラになるような感じになりやすいと思うのですが、このチームは、ひとつにまとまっている感じがあり、いろんなことがバランスが取れていていいチームだなと思いました。走行から戻ってきてコメントのやり取りをする際も、スタッフみんなのやり取りがスムーズでかつ多すぎず少なすぎず、という非常にいい感じでした。 バイクは今までとはまったく違うバイクでしたが、ごまかしながら乗る必要もなく、普通に走れるマシンでした。通常は慣れるまでに時間が必要なんですが、その必要もなしでした。それに、苦手な雨でも気持ち良く乗れて、さらにドライでも気持ち良く乗れました。ここへ来るまではいろいろと不安なことがたくさんあったのですが、その中の一番大きな不安が解消してまずはホッとしています。 現時点で不安要素が無いので、決勝レースがすごく楽しみです。走行回数が少ない分をレースウィークで走りを増やして、しっかり準備しすべてを整えていきたいと思います。」