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  • 2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 レースレポート

    <<トラブルを抱えながら目指したチェッカーフラッグ>>

    ■大会名 2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 MOTEGI 2&4 RACE
    ■開催日 [予選]2018年8月17日(土曜) 天候:晴れ コース:ドライ
    [決勝]2018年8月18日(日曜) 天候:曇り コース:ドライ
    ■開催場所 栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)
    ■観客動員数 37000人(2日間合計)
    ■JSB1000ライダー 津田拓也
    ■マシン SUZUKI GSX-R1000
    ■予選結果 11番手(1分51秒094)
    ■決勝結果 14位
    ■年間シリーズランキング 15位(合計獲得ポイント 33Pt.)


    鈴鹿8耐をはさみ、5月末に行われたSUGOラウンド以来、約3カ月ぶりのレースとなった全日本ロードレース選手権JSB1000クラス。今回は、4輪のスーパーフォーミュラ、フォーミュラ3との併催の2&4レース。ここからシーズン後半戦が始まり、すぐに岡山で事前テスト、その翌週には、岡山ラウンドがあり、レース関係者はハードスケジュールをこなさなければならない。

    レースウイークは、猛暑となる予報だったが、初日となった金曜日は、それほど気温は上がらず、ときおり雨も降っていた。今回は、鈴鹿8耐からの流れもあり、レースで使用しようと思っていたタイヤは、ほぼ1種類に絞り込むことができていた。45分間のセッションが2本あり、1分51秒626をマークし14番手につけた。

    公式予選は、ノックアウト方式で行われ、まず全車が走行するQ1が30分間で争われた。土曜日から天気予報通り厳しい暑さとなり、この日、一番暑い時間帯でのタイムアタックとなった。タイヤは、決勝で使用予定のものをセレクト。レースを見据えながらマシンの感触を確認。セッション終盤にタイヤ交換を行いアタックし、1分51秒094までタイムを縮める。惜しくも11番手となり、Q2へ進出することはできなかったが、レースに向けて今シーズンの中で比較すると流れは、悪くはなかった。

    決勝日も厳しい暑さに見舞われ、スタートするころの気温は35度、路面温度は52度というコンディションで23周で行われるレースがスタート。津田はオープニングラップでやや順位を落とすものの、マシンの状態を見ながら冷静にペースを上げて行く。4周目には、1分52秒台に入れるが、この辺りからマシンのバイブレーションが出始めてくる。

    これ以上、ひどくなってきたらリタイアも考えていたが、それでも1分52秒台から53秒台で走り続けることは、何とかできていた。マシンのコンディション、そして周りの状況も見ながら津田は、周回を重ねて行く。何度もピットに戻ることを考えたが、決勝までの流れは悪くなかっただけに、できれば完走したいという思いが強かった。トラブルを抱えながらも23周という長丁場を走り切った津田は、14位でチェッカーを受け7ポイントを追加したのだった。

     

    津田拓也ライダー

    「予選までの流れがよくなってきていたので、今回の結果は悔しいですね。スタート直後からバイブレーションが出ていて、その症状が10周目辺りから、さらにひどくなっていました。ペースを落として何とかコースにとどまっていたという感じでした。周りを見ながら、これ以上、抜かれるのであればリタイアしようと思いましたが、レースを走り切りたい思いが強かったので、チェッカーを受けることができたことは、よかったと思います。すぐに岡山ラウンドがあるので、気持ちを切り換えて臨みます」

     

    斉藤雅彦監督コメント

    「鈴鹿8耐前にできてきたフロントタイヤは、よくなっていましたが、レースでは、残念ながらトラブルが出てしまい自分たちのレースができる状況ではありませんでした。その中でライダーが頑張ってくれました。よくあの状態で走り切ってくれたなと思います。チームとしても、もっとライダーの頑張りに応えて行きたいですね」